厚生労働省が定めた栄養所要量によると、ビタミンB12の
必要量は、成人で一日2.4μg
(μg=マイクログラム:百万分の1g)です。
しかし、これは欠乏症である悪性貧血や神経障害を
起こさないための最低量です。
ビタミンB12の研究者で化学者でもある村上幸雄氏は、
脳神経系への積極的な作用を期待するには1日に3000μgをとるよう提唱しています。
ビタミンB12は大量に摂ることで浸透圧の原理によって
胃の内因子と関係なく吸収されることが分かっています。
吸収率を高めるビタミンB12
摂取量の目安は1000μg以上と考えられています。
また、ビタミンB12を大量に摂っても、副作用がないことが確認されています。 最終的には尿中に排泄されますが、
それまでの間、体内でさまざまな働きをします。
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